もしもあのとき
あの店で
スコーンに出会っていなければ
こんにちは。
ウェディング&折々の記念写真フォトグラファーの渡辺未知です。
Michi Photographyの新しいプロジェクト「ティータイム写真室」※にちなんで
これからスコーンにまつわる私的エピソードを「たまに(笑)」書き綴っていきたいと思っています。
何を隠そう、私は大のスコーン好き。
イギリスでも日本でも、ティールームに入って、メニューにスコーンと書いてあると(どんなに他のケーキに心が揺れても)大抵オーダーせずにはいられませんっ。
また、色々なスコーンのレシピを集めていて、中でも私の「美味しそうセンサー」がピピッと反応したレシピは作ってみずにはいられませんっ。
ちなみに、スコーンの基本的な作り方(生地の適度なまぜ具合・こね加減)は、イギリス留学時代に料理好きのホストマザーから教わりました。
シンプルな「小麦粉を丸めたもの」ゆえに、微妙な風味の違いで味が大きく左右され、奥が深いスコーン。
日本でいうと「おはぎ」的な存在でしょうか(スコーンに合わせるクリームやジャムをどうするかという、こしあんVS練りあん的な問題もありますし)!?
というわけで、
「物語スコーン」というシリーズで、思い出話を記事に書き、そこに登場するスコーンを実際に作って「ティータイム写真室」でお出ししようと考えています。
今回は、その序章です。
前置きが長くなりましたが、どうぞお読みください。
私の初仕事
ウェディングフォトグラファーになる前、大阪の西天満にあった法律事務所に4年間勤めました。
当時、勤務先の近くにあったティールーム「Ami‘s Garden(アミズ・ガーデン)」のスコーンがとっても美味しく(当時は珍しく)て、仕事帰りに寄り道するのが何よりの楽しみでした。
あまりにも好きすぎて、あるとき、食べる直前のスコーンの写真を撮って店主さんに見せたところ、気に入ってくださり、私の写真で店のポストカードを作りたいからもう1-2枚撮影してくれないかと言われたのでした。
よく考えたら、それが人さまの依頼を請けて撮影した、そして、撮影した写真が印刷物になった、初めての経験です。
その時のポストカードを見ると、あの味が…
事務員を辞めてイギリスへ写真修行の旅へ出ようとしている期待と不安、
勤務先のセンセイや身近な人たちにナカナカ別れを切り出せなかったキモチと共に、
甘酸っぱくよみがえります。
しかもっ
この物語には、こんな続きがあってー
まさしく、
私のウェディングフォトグラファーの「道/未知」へと続いていくのです。
▼Ami’s Gardenで開催した人生初の個展『晴待顔(はれまちがお)』の様子
思えば、あのときからー
長く、遠い旅に出たあと
いつか原点に戻って「ティータイム写真室」をひらくことが
私の宿命だったのかもしれません。
※ティータイム写真室
“ピクニックへ出かけるように、 記念写真を撮りに行く。”
6月26日(土)&27日(日) 未知フォトサロンで開催します。
詳細・ご予約・お問い合わせはコチラをご覧ください→ OPEN