a little tea break with a book.

もちろんリッチなティタイムも大好きですが、
手軽な茶漉し付きマグカップに
たっぷりの紅茶を淹れて
ちょこちょこ残っていた寄せ集めのお菓子をつまみながら
読みかけの本を1章だけ、読み進める、、、
仕事あいまの、そんな小さな時間に
幸せを感じます。
今、読んでいるのは古本で入手した
『手紙のことば 美しい日本語を究める』(河出文庫)。
歴代の作家たちが書き記した手紙や
手紙にまつわるエッセイを紐といて
美しい日本の言葉と文化を見つめ直すという趣向。
以前は、私もマメに手紙を書いていたほうですが
近ごろは引き出しから便せんを取り出す機会も
めっきり少なくなってしまいました。
でも、昔、写真学校の先生から言われた
「ポートレイトは被写体へ手紙を書くような気持ちで撮れ。」
という言葉を深く心に刻んで
今も写真を撮りつづけています。
そもそも、「手紙」という言葉そのものが
究めつけの美しい日本語、ですね。