はじめに
じつは、とてもよく聞かれる質問なので(関心を持っていただけるの嬉しいです^^)
色んなところで何度も語っていますが
ブログにもまとめておくことにしました。
2009年に京都でひらいた個展「カメラ[ai]の旅」のために作った
プロフィールブック「The Little Book of Michi Photography」からの抜粋です。
▲フォトブックに、フィルムタイプのトレーシングペーパーと革の端切れで自家製のカバーを付けたプロフィールブック(こだわる部分が昔も今も変わらない^^;)。
よろしければ、お読みください。
なぜ渡辺未知はウェディングフォトグラファーになったのか?
とにかく少女時代から、写真が好きでした。
お店で気に入ったポストカードを探し出してはアルバムに加えていくのが趣味で、気がつけば何冊ものオリジナルのポストカード写真集が本箱に並ぶようになりました。
▲私にとっては宝物のポストカード・コレクション。手前のリボン付きが記念すべき1冊目。奥の紅くて分厚いのは、留学中にイギリスのカメラ屋さんで買ったもの。
はじめは何の気なしに「良いな」と感じるものを集めていましたが、だんだん自分の選ぶ写真の「テイスト」が決まっていることに気づきはじめます。
そして、偶然にも同じフォトグラファーの作品を何枚も集めていることを意識するようになりました。
そのあたりから、作品から作者へ…
写真を「観る」だけでなく、「撮る」ことへと、
関心が広がっていったのです。
そんな私が20代前半になった時に姉が結婚し、モノクロフィルムで撮影してアルバムを作り、プレゼントしようと思いつきました。
そのとき生まれて初めて目の当たりにした、ウェディングの「おしたく」風景・・・
人生の一大舞台に立とうとしている1人の女性(自分の姉)の、これまで見たことのない横顔...
戸惑いや緊張が次第に花嫁としての特別な輝きに移ろいでいく様子にカメラのレンズを向けた、このとき、「私の写真の世界が、ここにある。」と、はっきり意識したことを覚えています。
まさしくそれは、私のポストカード・コレクションの中の、優雅でちょっと切ないベル・エポックの世界であり、
古き良きハリウッド映画撮影の舞台裏であり、
報道写真から伝わってくる真実のヒューマニズムと相通じる世界であるように、
私には思えたのです。
▲コレクションの一部。特に、手前のボブ・ウィロビーが撮影したメイク中のオードリー・ヘップバーンや、エドワード・スタイケンが撮影したナチュラルなグレタ・ガルボのポートレイトなどはすごく影響を受けました。
そのとき私が撮った写真は未熟なものだったけれど、
それでも数枚、自分にとって「好きな写真」と思えるものが撮れたし、
何より、姉夫婦はじめ、
アルバムを観た人に「面白い」と心から喜んでもらえる写真が撮れました。
それで、友人・知人の結婚式に参列するたびにウェディング・アルバムをプレゼントするようになり、やがて、それを観た方々から、お仕事として写真のオーダーを受けるようになっていったのです。
もうずいぶん前の話しですが、不思議なくらい、思いは今も少しも変わっていません。
▲姉の結婚式で撮影したおしたく中の1枚。ゾクゾクしながらシャッターを切った感触を今もはっきりと覚えています。モノクロフィルムで撮影し、暗室で手焼きしたプリントをスキャンしています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♡
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