美術館「えき」KYOTO
ソール・ライター展を観ました
2017年、日本初のソール・ライター展を渋谷で観た時は「こんな写真家がいたんだ!」という驚きに終始した記憶が残っていますが、
今回は、展示方法も1本の映画を観るような構成になっていて、一段と味わい深い印象。
これまで、ドキュメンタリー映画を観ても彼の素性はほとんど謎のままで
「めちゃめちゃ天涯孤独な人生を送ったのでは…」と
勝手に想像してたのですが、
今回の展示で、相手が亡くなるまで40年連れ添ったパートナーがいたことを知り、嬉しくて胸がいっぱいになりました。
なぜか昔から自分のことはさておき(笑)「誰かが幸せである(あった)こと」に無上の幸せを感じる私。
だからウェディングフォトグラファーという仕事に向いてるんだろうなぁと思います(^^;)
それにしても、平日の昼間だというのに、会場は老若男女でいっぱい。
※コロナ対策の入場制限あり
私はシンプルに世界を見ている
それは、尽きせぬ喜びの源だ。
というフィロソフィーを写真で表現し、生き方で貫いたソール・ライターは
現代風にいえば、究極の「ミニマリスト」。
そこに、写真という枠を超えて
現代の人々(特に若者)が共感や憧れを覚えるのでしょう。
この写真展は元々昨年開催予定だったのが、コロナで延期となったもの。
まだまだコロナ禍中でありながらも
少し落ちついて未来を見据えはじめた今のタイミングで
改めてソール・ライターの世界観に浸れたことで
私もまた、新しい視点でアイディアをいっぱい与えてもらいました。
そして、ソール・ライター展(3月28日まで)の次は、
鋤田正義が撮影した「デヴィッド・ボウイ in 京都」。
桜は早くも見頃を過ぎようとしていますが、
京都の写真展は、若葉の頃まで開花が続くようです♥
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