KYOTOGRAPHIE探訪記

 

本来、毎年ゴールデンウィークの時期に開催されるKYOTOGRAPHIE(京都国際写真祭)。

コロナの影響で、去年に続いて今年も秋に開催です。

すなわち、今(10月17日まで)。

本当は1日くらい日を作って色々な展示を観て回りたいところですが、そういうわけにもいかず💦

用事の前後の空き時間を利用して見られたものだけ

ざっくり書き記しておこうと思います。

 

■agnes b.|Les Drôlesses
BAL LAB(京都BAL 4F)

ご存知、アニエスベーの写真展です。

本格的な写真愛好家でもある彼女。

自ら撮影した写真を布に転写してドレスに仕立てた「転写シリーズ」の服でも有名ですね(私もスカート1着だけ持ってます^^)。

今回の展示は、2枚の肖像画(絵画)に、とっかえひっかえ(笑)自分の服を着せ替えて撮影した写真のシリーズです。

ちなみに、タイトルの「Les Drôlesses」の意味を調べてみたら「面白い」ですって。

▲主人公の2枚の肖像画。

ナカナカ魅力的なポートレイトです。
(ちょっとデヴィッド・ボウイの『Ashes to ashes』という曲のヴィジュアル・イメージ(ボウイのメイクアップ)を思い出します)

▲展示の一部です。
※4番目と9番目のドレスが「転写シリーズ」です

写真がどうこうというより、好きな服のコーディネートで選んで撮りました(≧▼≦)
何かにつけてイギリス好きの私ですが、agnes.bの服は基本的にコンパクトで肩幅の狭いデザインなので、身長160cm以下&なで肩の私にも合う服が多くて、好きです。

写真そのものは、良い意味でスマホでも撮れるシンプルなもの。

ですが、コンセプトのアイディアや、展示写真の組み合わせ方のセンスは流石です。

やっぱり服のコーディネートと通ずるものがあるのでしょうね。

作品づくり、展示・レイアウト方法のヒントになります。

■ンガディ・スマート|多様な世界
フライングタイガーコペンハーゲン京都河原町ストア3F

西アフリカのアーティストによる、民族性やセクシュアリティを題材にした写真展です。

▲河原町のど真ん中で西アフリカ文化に遭遇できる不思議!

小さな材木を幾重にも組み合わせ、渦巻き状に作られた空間デザインも圧巻です。

材木は西アフリカの自然を、渦巻きは「子宮」をイメージしてデザインされたそう。

展示終了後は解体して、キャンプ場で薪として再利用が決まっているそうです。

▲私が特に惹かれた2枚です。

とにかく、圧倒的に美しい。

私にとって「美しい写真」とは、単なる見た目の美しさではなく、むしろ目に見えない被写体やフォトグラファーの内面や魂の美しさを感じることができる写真のこと。

そういう「美しい写真」に、やっぱり私は惹かれます。

■ごはんの時間ですよ
出町桝形商店街

KYOTOGRAPHE本部、KYOTOGRAPHIE DELTAがある、出町桝形商店街。

商店街のアーケードやDELTA店内では、アフリカの食文化と桝形商店街の人々や食材とをコラージュしたアート作品が展示されています。

なかなか奇抜なコラージュですが・・・

商店街の八百屋さんも全然負けてない(むしろ勝ってる!?)ところが最大の見どころかも。

リアリティ強し。

【INFO】

・KYOTOGRAPHIEの公式サイトはコチラ➡OPEN

・探索ガイドとしてはコチラ(WEB版美術手帖)がオススメです➡OPEN

私も、また観たらアップしますね(^_-)-☆


Michi Photography
参加写真展のお知らせ

①思い出BOOKSHOP写真展(現在開催中~10月30日まで)
古書店エルカミノ(出町桝形商店街)

詳しくはコチラ➡OPEN

②第12回ワタナベミチ写真講座グループ展「大切なもの」
ギャリエヤマシタ(京都寺町商店街)

詳しくはコチラ➡OPEN

 

秋の京都
写真をめぐる旅に加えていただけば嬉しいです