昨日、久しぶりに立ち寄った書店で
今月号のSAVVYの表紙を見て、即買いしてきました♪
私自身、仕事環境やライフスタイルをどんどんデジタル化していってますが_
そんななか、最後までアナログにこだわりたいものが
「本」です。
インターネットが一般に普及しはじめた10数年前(もっと遥か昔のような気がしますが!)、
ある友人が不意にこんなことを言いだしました。
「近い将来、人はコンピューターで本を読むようになり、紙の本は消えていくだろう」と。
いつも虚実ないまぜの突飛なことばかり口走る友人だったので
私が「まさか~っ?!」と、笑い飛ばすと
「いやいや。便利だし、紙の節約になるじゃないか。」と真顔で切り返され_
私は一瞬、言葉を詰まらせた後、こう答えました。
「読書は単に文字を読むことじゃない。
本を手にとって、表紙を開いて、ページをめくる。そして本を所有する。
この一連の行為や本の感触を通じて
文字や“行間”を味わうのが読書だと思う」と。
あの時とっさに口を突いて出た思いは、今も変わりません。
彼の予言(?)どおり、今や電子書籍が当たり前の世の中になりました。
でも、本や本好きは世の中から消えてはいないし、
この先、私も本という小さくて偉大な「頭と心(と、紙)」の贅沢だけは手放したくないと思っています^^
文字の本だけでなく、写真集も、そう。
「コンピューター画像として写真をみること」と「写真集として写真をみること」は
全く別の行為、別の感触、そして別の感動があるのではないでしょうか。
なので私は、自分のウェディングフォトに関しても
撮影や編集の道具には最新のデジタルを積極的に採り入れつつ
写真をみせる(残す)最終的な形としては本(写真集)というアナログにこだわりたいのです。

“European Book” Kobe, April 2013


ウェディングドレス・デザイナーさんのアトリエnicora decoraにて、写真集の新郎新婦さんと共に本を囲むひととき^^

そうそう、

最近、久しぶりに再会した、あの時の友人も
電子書籍ではなく紙の本を持ち歩いていましたよ(^_-)